父親としての子育て

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最初の挨拶
ご紹介いただきました小谷と申します。よろしくお願いします。
私は今日お集まりいただいた皆様からみると、子育てのスタート地点に立ったばかりの初心者で、
本当にまだまだ未熟です。
今日は、未熟者なりに心がけている
子育てへのこだわりを紹介させていただこうと思います。
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砂場
私が心がけている子育てのテーマとして、
買うより手作り
物を与えるよりも沢山の思い出を作ってあげること
親というよりも一緒になって遊べる友達か兄貴?のような存在であること
という3つがあります。
今日は1つ目の「買うより手作り」について紹介します。
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滑り台
これはダンボールで作った滑り台です。
3年たちますが、今も使ってくれています。
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ダンボールハウス
トンネルを抜けると、エンピツ型のお家
星やハートやお月さまの窓があるダンボールハウスです。
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秘密基地
皆さん!これが何だかわかりますか?
これを当てたらすごいと思うんですが、秘密基地です。
ちなみに近所の人たちは犬飼い出したんだぁ〜といわれました。
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アスレチック
次は手作りアスレチックジムです。
こういった遊具を作り始めたきっかけなんですが、
サラリーマン時代に本当に忙しくて、毎日午前様という生活を続けていました。
なかなか子供たちと接する時間が作れなくて、
「一緒に過ごす時間がとれなくても、何かで子供たちとつながっていたい」
と思うようになり、夜な夜な、子供たちが自分が作った遊具で遊んでいる笑顔を思い浮かべながら
砂場やダンボール滑り台などを作るようになりました。
脱サラしてからは子供たちとの時間もとれるようになって、最近は子供たちと一緒に遊具を作っています。
秘密基地とか、ジャングルジムとかを庭で作っていると近所の子供たちも
なにしょん なにしょん
といった感じで集まってきて、本当にみんなで楽しく作りました。
私は3歳、4歳の子供たちにもカナヅチやノコギリを使わせています。
ただ、そういった工具を渡す前に、しっかりとルールを教えるようにしています。
便利な道具だけど、使い方を間違うとすごく危ないよ
順番を守って、仲良く使い、絶対に取り合いをしない
人に向けたり、振り回したら絶対にダメ
使い終わったら必ず片付ける
正しい持ち方、使い方をしないとケガをする
そうは言っても、時には自分の手をたたいたり、切ったりすることもあります。
ですが、そういう経験をしながら、カナヅチ、ノコギリ、カッターナイフなどの危なさや怖さを知る。
そういう怖さを知っている子供はナイフや工具でひとを傷つけるようなことをしない人間に育つ!
と思っています。
危ないものは使わせないとか、隠すのではなく、
きちんと使い方を教えて、
そばで見守りながら使わせるということにこだわっています。
理想の家庭、理想の地域
最後に、私が考えている理想の家族、地域についてお話します。
@主婦の休日
という日を月1回でも年1回でもいいので作りたいです。
これは「お母さんに、この日は丸一日完全にゆっくりしてネ〜」という日にして、
お父さんと子供がご飯の支度をしたり、お家の掃除をする。
子供と色んな話をしながら家事をするというのは楽しくて貴重な時間ですし、
自分たちで作ると、普段は残してしまう野菜もきれいに食べます。
ただ、慣れていない分、すごく時間がかかります。でも、そうやって家事を経験することで、普段母親がどれだけ家族のために
尽くしてくれているかということを学んで、
妻を大切にしよう!
お母さんを大切にしよう!
という気持ちになり、本当に幸せな家族になれるように感じます。
A遊び心で子供も参加
どこの町内でも、草抜きや川掃除があると思います。
こうした町内の行事に子供たちが参加し易い環境を作りたい。
ただの草抜きや川掃除ではなくて遊びの要素を組み入れてしまう。
例えば、草抜き競争とか、宝探しならぬ空き缶探しといった感じで・・・
そうすることで、楽しみながら自分たちの町をきれいにする気持ちが子供たちの心の中に育っていくと思います。
きっと、川掃除をした子供は、川にゴミを捨てたりしない!
でしょう。
B世代や枠を超えた地域
私が住んでいる東山という町内は昔から住んでいるご年配の方と私のようなここ10年以内に入ってきた若い世代が混在しています。
世代が離れていると、どうしても繋がりが薄いです。
例えば、近所のおじさんが、子供が遊んでいても
○○さんちの○○ちゃんだね〜といったことを知らなかったりします。
子供たちは子供たちで、
学校や家で知らない人に声をかけられてもついていっちゃダメ!と教えられてますから、
せっかく近所のおじさんが挨拶をしてくれても、
挨拶しないで逃げる!
同じ町内に住んでいて、これじゃぁあんまりだと思います。
私はこの世代の壁をなくしたいです。
例えば、近所のおじちゃんが子供たちを集めて山を探検しながら地域の歴史を教えるとか
畑や田んぼを解放して、イモ掘り体験や稲刈り体験をする
といった子育てイベントをもっともっと増やしたり、
逆に子供たちが老人ホームや介護施設に行ってお年寄りの話し相手になったり、
飼っている犬を連れていってアニマルセラピーに協力するといったことを増やす。
こういう活動は今もあると思いますが、
一部のボランティア精神が強い人だけが頑張っている状態だと思います。
「地域のみんながこうした活動を積極的にできるようになる環境」を作りたい。
そういう環境を作ること!が今の私の夢であり、目標であり、使命だと思っています。
遊具作りの次は、そういう環境を作るために「携帯電話を使った地域通貨システム」を手作りするつもりです。
子育てから少し話がそれてしまいますので、今日はこれで終わりにします。
こうした大勢の人の前で話をすることに慣れていませんので、お聞き苦しいところも沢山あったと思いますが、
最後まで聞いてくださり、本当にありがとうございました。